5月16日のエンジンコインの動向、45円台で推移

2023.05.16

5月16日11時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は45円水準(Zaif)で推移している。

週明け15日の米国市場のダウ平均は47.98ドル高(+0.14%)と反発。バイデン大統領が債務上限交渉を巡り「妥結は可能」と言及し、警戒感の緩和から上昇して始まった。しかし、5月NY連銀製造業景気指数が前月から大幅に悪化したため景気減速を警戒した売りが強まったほか、金利高を警戒した売りで一時下落に転じた。終盤にかけては債務上限交渉を明日に控えて買戻しが強まりプラス圏を回復。ナスダック総合指数も反発、主要株価指数が上昇した米株市場を受けて、16日の日経平均は211.67円高の29838.01円と4日続伸して取引を開始した。その後は29900円を目前に堅調もみ合い展開となっている。前日のコインベースは5.98%高、マイクロストラテジーは4.24%高となった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1348億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再び上昇して最高値を更新、主要取引所の出来高は横ばい推移が継続している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.9%で前日とほぼ変わらず。

エンジンコインは2023年1月1日には31円だったが、暗号資産市場の盛り上がりに連れて3月中旬には75円台まで上昇した。その後は上げ幅を縮小してやや軟調な値動きが続き、4月末までは50円台で推移していた。5月以降はじりじりと下げ幅を広げて43円まで下落、その後は45円付近でのもみ合い展開となっている。本日のエンジンコインは始値46.01円でスタート、その後は売り優勢の展開となり安値45.30円まで下落した。引き続き、個別材料は出ていない状況が続いている。

Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスや、ブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供しており、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。エンジンコインは、Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。また、Enjinは、Ethereum上のデジタル資産のためのNFTマーケットプレイスも運営している。

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