5月17日のスケブコインの動向、0.16円台で推移

2023.05.17

5月17日14時時点のスケブコイン(Skeb)の価格は0.16円水準(Zaif)で推移している。

16日の米株式市場でダウ平均は336.46ドル安(-1.00%)と反落。4月小売売上高や連銀総裁の発言を受けた追加利上げ観測の高まりのほか、連邦政府の債務上限交渉の行方に対する悲観的な見方が重しとなった。一方でハイテク株は全般堅調だったが終盤に失速し、ナスダック総合指数は-0.17%と小反落。他方、為替の円安を追い風に日経平均は69.45円高からスタート。序盤は節目の3万円を意識した上値の重さも見られたが、前場中ごろに2021年9月以来の大台回復に成功。その後は時間外取引のナスダック100先物も堅調に推移するなか、3万円を下値に底堅い動きが続いている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1316億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新して上昇を継続、主要取引所の出来高は横ばい推移となっている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.8%で前日からわずかに減少。

2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後もじりじりと下げ幅を広げる展開となった。5月に入ってからは横ばい推移を継続しており、本日も0.16円台でこう着感の強い動きとなっている。

海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、商品の表題に『○○殺人事件』等の特定の表現がある場合、クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚し、表現の規制について参議院議員により問題提起が行われたようだ。こうした中、新たな決済手段としてのブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用や、Zaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定である。

2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、295,000ドル(約4,100万円)を調達するとともに、Skeb Coinをローンチした。

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