5月17日のモナコインの動向、55円台で推移
2024.05.17
5月17日8時時点のモナコイン(MONA)の価格は55円台で推移している。
前日16日の米国市場のダウ平均は38.62ドル安(-0.1%安)と反落。早期の利下げ期待を受けた買いが続き、ダウは初の4万ドル台を達成も、その後、高値達成感に利益確定売りにおされ伸び悩んだ。連邦準備制度理事会(FRB)高官が依然、当面、高金利維持を支持する慎重姿勢を再表明したため長期金利の上昇を受けてハイテク株は売りに転じた。ナスダック総合指数も反落、主要株価指数がそろって下落した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆3600億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.1%で推移している。
モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけた。その後、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、2月末からモナコインも買い戻しの動きが広がり一時85円まで上昇した。その後は利食い売りが広がりじりじりと上げ幅を縮小、5月に入って55円台でもみ合う展開となっている。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日には、3回目の半減期を迎えた。