5月18日のFC琉球コインの動向、0.3円台で推移
2023.05.18
5月18日14時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.30円水準(Zaif)で推移している。
17日の米株式市場でダウ平均は408.63ドル高(+1.23%)と大幅反発。地銀の預金流出不安の緩和や4月住宅着工件数の増加を受けた景気後退懸念の緩和が投資家心理を改善させた。また、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務不履行回避を確信していると発言したことも買いに拍車をかけた。ナスダック総合指数は+1.27%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+2.49%と大幅反発。米国株の大幅高を受けて日経平均は338.95円高からスタート。為替のドル高・円安も追い風に値がさ株やハイテク株に強い買いが入った。急ピッチの上昇に対する警戒感が強まるなか、30500円を意識した一進一退が続いている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1379億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新して上昇を継続、主要取引所の出来高は横ばい推移となっている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48%台に回復した。
FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて、2023年の1月末から1月中旬にかけて0.2円台から0.32円台まで上昇する動きを見せていた。その後は0.32円を大きく上回ることなく0.29円台から0.30円台のレンジで横ばい推移を継続したが、4月11日に0.33円台まで上昇した。ただ、買いは続かず再度軟調な展開に、本日は0.3円台でこう着感の強い動きとなっている。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークン。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途としたユーティリティトークンである。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。