5月23日のフィスココインの動向、51円付近で推移
2024.05.23
5月23日8時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は51円台で推移している。
前日22日の米国市場のダウ平均は201.95ドル安(-0.51%)と反落。前回開催分のFOMC議事要旨では、政策金利を一段と長期にわたり高水準で維持する姿勢が再表明されるなど、利下げ期待の後退で売りに拍車がかかった。ナスダックは過去最高値付近からの利益確定売りに押されたがエヌビディア決算への期待が根強く、終盤にかけて下げ幅を縮小。主要株価指数はそろって下落した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆5700億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は上昇基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.3%で推移している。
フィスココインは年初に始値53円を付けて以降、横ばいでの推移が続いている。1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコインや主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、連れ高とはならなかった。3月にはビットコイン価格が上場来高値を更新して節目の1000万円を超えると、フィスココインも一定の買いが向かい64円付近まで上昇した。ただ、その後買いは続かず、じりじりと上げ幅を縮小して51円付近で推移している。
FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは5月15日、FSCC レンディングのレンディング枚数の経過開示を発表した。5月8日時点で 460,271.53309781 FSCC(浮動枚数に占める割合 5.6%)となった。現在、FSCCレンディングの第40回を実施しており、年換算貸借料率は13.65%となっている。そのほか、フィスコは4月19日、2023年12月期フィスココイン(FSCC)の焼却(バーン)を発表したが、2023年12月期は営業損失であるため、バーンの枚数はゼロとなった。