5月24日のドージコインの動向、9円台で推移
2023.05.24
5月24日14時時点のドージコイン(DOGE)の価格は9円水準(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1222億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭して値を下げており、主要取引所の出来高は引き続き右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.8%で推移している。
2023年に入り、暗号資産市場の盛り上がりとともに2月初旬にかけてドージコインも13円台まで上昇した。その後、3月中旬にかけて軟調に推移したが、4月初週にイーロン・マスクCEOがTwitterのシンボルである「青い鳥」アイコンをドージコインのシンボルである「柴犬」のカボスちゃんに変更したことが引き金となり急騰、再度13円台まで上昇した。ただ、買いは続かず、4月中旬に9円台まで下落、直近も売り優勢の展開が続いて、本日は安値9.8円台で推移している。長期的にみると、9円台から13円台のレンジ内で推移している。
ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。創設者のBilly MarkusとJackson Palmerは、Dogecoinプロトコルを構築する際、Bitcoinがシルクロードやダークウェブとの関連が強調されており、そのような暗号資産分野をDogecoinによって風刺しつつ面白いものを作れば、大衆向けに普及させられるのではないかと考えたようだ。Dogecoinは、LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。