5月24日のモナコインの動向、56円台で推移

2023.05.24

5月24日14時時点のモナコイン(MONA)の価格は56円水準(Zaif)で推移している。

23日の米株式市場でダウ平均は231.07ドル安(-0.69%)と3日続落。連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測の高まりが上値を抑制。また、債務上限交渉への先行き不透明感から終盤にかけて下げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は-1.26%と反落。米国株安を引き継いで日経平均は229.08円安からスタート。寄り付き直後は下げ渋っていたが、前日の後場に大きく崩れた日経平均は目先の上昇一服感も台頭しており、徐々に売りが膨らみ、値がさ株を中心に下落するなか、下げ幅を広げる展開となった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1222億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭して値を下げており、主要取引所の出来高は引き続き右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.8%で推移している。

モナコインは、2023年に入って暗号資産市場全体の盛り上がりを追い風にじりじりと上げ幅を広げ、2月8日に年初来高値100円をつけた。その後軟調に推移して3月11日には安値59円まで値を下げた。12日以降はやや買い優勢の展開となり一時74円台まで回復したが、5月初めにかけて61円から71円のレンジでこう着感の強い展開が続いていた。5月に入ってからは売り優勢の展開が続いてじりじりと下げ幅を広げており、直近では横ばい推移となっていた。本日は56円からスタートした後、動意の乏しい状況が続いている。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年10月頃に3度目の半減期を控えている。

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