5月26日のカイカコインの動向、7円台まで回復

2023.05.26

5月26日14時時点のカイカコイン(CICC)の価格は7円水準(Zaif)で推移している。

25日の米株式市場でダウ平均は35.27ドル安(-0.10%)と5日続落。債務上限交渉を巡る先行き不透明感が重しになったほか、経済指標が軒並み予想を上振れたことで追加利上げが織り込まれたことも売り圧力となった。一方、前日引け後に発表されたエヌビディアの強い決算を受け、半導体株を中心にハイテクに買いが入り、ナスダック総合指数は+1.71%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+6.80%と3日ぶり反発。SOX指数の上昇に刺激を受けたハイテク株高が続き、日経平均は108.48円高からスタート。円安・ドル高も支援材料となり、その後は31000円を挟んだ一進一退が続いている。なお、取引開始前に発表された5月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.2%上昇、市場予想の中央値は同3.3%上昇だった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1091億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は下落傾向にある中、主要取引所の出来高は引き続き右肩下がりに推移している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.7%で推移している。

2023年1月から横ばい推移を継続してきたCICCは、盛り上がる暗号資産市場とは対照的に2月に入ってさらに下げ幅を広げた。3月は7円台でもみ合う展開となったが、4月から再度じりじりと下げ幅を広げて軟調な展開に。4月26日には年初来安値6円をつけており、5月半ばまで6円台での推移が続いた。ただ、5月16日を境に反転の兆しを見せ、上げ幅を広げて一時7.4円まで回復した。本日は7円からスタートしてやや買い手優位の状況となっている。

CAICADIGITALは16日、Slash Fintech LimitedやSBペイメントサービスおよびカイカエクスチェンジがスマートコントラクト決済の普及促進に向けて業務提携契約を締結したと発表した。今後、日本国内でスマートコントラクト決済に関する様々な取り組みを連携して進める。また、暗号資産交換所Zaifを運営するカイカエクスチェンジは17日に暗号資産ディープコイン(DEP)の取扱い開始を決定した。サービス提供開始は6月7日を予定するほか、カイカコイン(CICC)保有者への暗号資産エアドロップ第3弾としてDEPを配布する。配布時期は6月中旬を予定しており、第4弾以降も長期で保有しているユーザーへのエアドロップを予定しているようだ。

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