5月30日のコスモスの動向、1510円台付近を推移

2023.05.30

5月30日18時時点のコスモス(ATOM)の価格は1510円水準(Zaif)で推移している。

29日の米株式市場はメモリアルデーで休場。英国市場もスプリング・バンク・ホリデーで休場。一方、ドイツDAXやフランスCAC40はそれぞれ軟調に推移。米国市場の休場で手掛かり材料難のなか日経平均は小幅安からスタート。寄り付き直後は一時上昇する場面があったが、為替が円高方向へ揺り戻されるなか利益確定売りが優勢となり急失速。前場終盤には31064.19円まで下げ幅を拡大した。一方、後場に入ると一転して為替が再び急速に円安に傾き、株価も急速に下げ幅を縮小。買い戻しが続き、後場後半には朝方に付けたこの日の高値をわずかに更新した。市場関係者の間では、欧州勢とみられる海外投資家がヘッジ目的の円売りとともに株価指数先物に買いを入れていたとの指摘が聞かれた。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1578億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値付近まで上昇、主要取引所の出来高は減少が一服して増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48.1%で推移している。

2023年に入り、暗号資産市場の盛り上がりとともに2月初旬にかけてATOMも上げ幅を広げた。2月9日に年初来高値1990円をつけた後、3月中旬に1400円台まで下落。2月末から3月初週にかけて全体相場と同様に売り優勢の展開となり1300円まで値を下げた。その後は1300円台から1700円台の範囲内でもみ合う展開となり、本日は1510円付近で小動きとなっている。

コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。

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