5月30日のFC琉球コインの動向、0.4円台で推移
2024.05.30
5月30日8時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.4円台で推移している。
前日29日の米国市場のダウ平均は411.32ドル安(-1.06%)と続落。長期金利の上昇を警戒した売りが優勢となった。また、7年債入札の低調な結果や地区連銀経済報告(ベージュブック)を受けて、金利が一段と上昇するとさらに売られた。ナスダックも過去最高値付近からの利益確定売りに押されて相場は終日軟調に推移、主要株価指数はそろって下落した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆5300億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇傾向にあるなか、主要取引所の出来高は上昇基調にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると53.9%で推移している。
FC琉球コインは年初から2月中旬まで0.3円付近でこう着感の強い値動きとなっていた。ただ、3月に入ってビットコインが史上最高値を更新すると、小型アルトコインにも資金が流入し始め、FC琉球コインも上げ幅を広げて0.46円まで上昇。その後も0.4円台を維持していたが、4月中旬以降に次第に利食い売りが広がり0.36円まで下落した。直近は0.4円台まで再浮上して、同水準でもみ合う展開となっている。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。