5月31日のスケブコインの動向、0.14円台で横ばい推移
2023.05.31
5月31日10時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.14円水準(Zaif)で推移している。
前日30日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は50.56ドル安の33042.78ドル、ナスダックは41.74ポイント高の13017.43で取引を終了した。週末にバイデン大統領とマッカーシー下院議長が債務上限の引き上げで合意したことを受けて上昇。しかし、議会採決の行方に対する警戒感が相場の重しとなった。ナスダック指数は長期金利の低下やエヌビディア(NVDA)の上昇が相場を支えるも伸び悩んだ。今日の東京株式市場は売りが先行、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、東京市場は引き続き高値警戒感が強いことに加え、円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。なお、取引開始前に発表された4月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比0.4%低下だった。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1599億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値を超えて上昇、主要取引所の出来高も増加傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48.0%で推移している。
2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後もじりじりと下げ幅を広げる展開となった。5月に入ってからは横ばい推移を継続しており、本日は0.14円台でこう着感の強い動きとなっている。
海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用や、Zaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。