5月8のアスターの動向、7円台で推移

2023.05.08

5月8日14時時点のアスター(ASTAR)の価格は7円水準(Zaif)で推移している。

5日の米国市場でダウ平均は546.64ドル高、ナスダックは269.02ポイント高。健全性が警戒され前日に大きく売られた地銀の株価が大幅反発したことで警戒感が緩和、さらに携帯端末アップルの好決算も好感された。また、4月雇用統計が総じて予想を上回ると経済のソフトランディング期待から買戻しが強まり、相場全体を一段と押し上げた。セントルイス連銀のブラード総裁が銀行のストレスを巡り「制御可能」との見解を示し、金融不安がさらに緩和したことも買い材料となった。堅調な展開となった米株市場を横目に、8日の日経平均は反落でスタート。その後も軟調な展開となっている。前日のコインベースは18.33%高、マイクロストラテジーは4.64%高となった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1610億ドル(Coin Market Cap)と前週からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇、主要取引所の出来高も上昇に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48.4%に上昇している。

アスターは2023年から右肩上がりで上昇しており、2月17日には1月1日の5円台から3倍の15円台まで値を伸ばした。ただ、その後は売り優勢の展開となり3月11日まで右肩下がりに推移、安値7円台まで上げ幅を縮小した。3月末から4月中旬にかけては10円台まで上昇したが、4月末から5月にかけては再度軟調に推移して7円台まで値を下げた。特段、個別材料は見当たらない。

国内では、これまでビットバンクに上場していたが、3月22日よりGMOコインに上場した。GMOコインでは国内初となる、AstarとAstar EVM2つのアドレス形式に対応している。Astar Networkは、マルチチェーン時代のスマートコントラクトハブとなるdAppsのプラットフォームであり日本発のパブリックブロックチェーンである。Polychainのほか、Crypto.com Capital、Alameda Research、などの大手暗号資産ファンド、Ethereum及びPolkadotを創業したGavin Wood氏、プロサッカー選手の本田圭佑氏、などから資金を調達している。ガバナンストークンである「ASTR」は、大手仮想通貨取引所のBinance、Huobi GlobalやGate.io、OKEx、バイナンスUS、などに上場している。

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