5月9日のフィスココインの動向、50円台で推移

2024.05.09

5月9日8時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は50円台で推移している。

前日8日の米国市場のダウ平均は172.13ドル高(+0.44%)と続伸。押し目からは金融セクターの買い、良好な経済を期待した買いが支えダウは上昇に転じた。一方で、ボストン連銀のコリンズ総裁がインフレの目標達成に予想以上の時間を要する可能性に言及したことを背景とした長期金利上昇が重しとなり、ナスダック総合指数は続落した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆2600億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高は増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.7%で推移している。

フィスココインは年初に始値53円を付けて以降、横ばいでの推移が続いている。1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコインや主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、連れ高とはならなかった。3月にはビットコイン価格が上場来高値を更新して節目の1000万円を超えると、フィスココインも一定の買いが向かい64円付近まで上昇した。ただ、その後買いは続かず、じりじりと上げ幅を縮小して50円付近で推移している。

FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは4月30日、FSCC レンディングの第40回募集のスタートを発表した。第40回貸出において支払われる貸借料の総額は10万円を予定しており、現在の年換算貸借料率は13.65%となっている。第39回貸出における最終貸借料率は9.78%だった。ます。そのほか、フィスコは4月19日、2023年12月期フィスココイン(FSCC)の焼却(バーン)を発表したが、2023年12月期は営業損失であるため、バーンの枚数はゼロとなった。

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