6月17日のスケブコインの動向、0.25円付近で推移
2024.06.17
6月17日8時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.25円付近で推移している。
前週末14日の米国市場のダウ平均は57.94ドル安(-0.15%)と続落。利下げ期待を受けた買いが後退。6月ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に落ち込んだため消費減速への懸念が重しとなり、相場は一段安となった。金利の低下やアドビの好決算を受けた買いでナスダックは5日連続で過去最高値を更新。まちまちで終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆4400億ドル(Coin Market Cap)と前週末から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.0%で推移している。
2024年1月1日に0.23円でスタートした後、同水準でのもみ合い展開が続いていた。その後はビットコインや主要アルトコインが大きく上昇したものの、スケブコインは連れ高とならず0.19円付近で小動きが続いた。ただ、3月4日に暗号資産取引所Zaifでの取り扱い開始が発表され、0.23円台まで回復した。5月22日にZaifでのサービス提供開始が始まり、「Orderbook trading」「かんたん売買」で取引ができるようになった。上場直後は0.65円まで急騰、その後は利食い売りが広がり0.25円まで値を下げている。
海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。