6月19日のエンジンコインの動向、軟調推移続く

2024.06.19

6月19日8時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は30円付近で推移している。

前日18日の米国市場のダウ平均は56.76ドル高(+0.15%)と続伸。小売売上高の結果が利下げを正当化するとの見方が優勢となったが、景気への懸念も広がり相場は伸び悩んだ。ハイテク株は過去最高値付近からの利益確定売りも目立ったが、長期金利の低下が支援し、終日底堅く推移。主要株価指数がそろって上昇した。エヌビディアは時価総額でマイクロソフトを抜いて世界首位となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3600億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.8%で推移している。

エンジンコインは、3月中旬にかけてビットコインが史上最高値を更新するなか105円まで急騰した。ただ、その後は利食い売りが優勢となりじりじりと上げ幅を縮小、4月中旬には一段安となり43円まで値を下げた。5月末にかけてやや買い戻しの動きが広がり63円まで上昇したが、買いは続かず6月に入って再度下げ幅を広げる展開となり、本日は30円を割って一時29円まで値を下げた。

Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスやブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供している。また、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。

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