6月1日のFC琉球コインの動向、0.30円台で横ばい推移

2023.06.01

6月1日14時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.30円水準(Zaif)で推移している。

5月31日の米株式市場でダウ平均は134.51ドル安(-0.40%)と続落。債務上限問題を巡り「財政責任法案」の下院採決を控えた警戒感から売りが先行。予想を上回った4月JOLTS求人件数を受けた追加利上げ観測の高まりなども重しとなった。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言を受けて利上げの一時停止機運が再浮上すると下げ幅が縮めた。ナスダック総合指数は-0.63%と4日ぶり反落。本日の日経平均は1.87円安からスタート、月末のリバランス(資産配分の再調整)目的の売りが一巡したあく抜け感などから買いが先行したが、米財政責任法案が下院で可決されたと伝わってからは好材料出尽くし感から売りが強まった。その後買い戻しが入り、後場からは横ばい推移となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1290億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値を超えて右肩上がりに上昇、主要取引所の出来高も増加傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.6%で推移している。

FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて、2023年の1月末から1月中旬にかけて0.2円台から0.32円台まで上昇する動きを見せていた。その後は0.32円を大きく上回ることなく0.29円台から0.30円台のレンジで横ばい推移を継続したが、4月11日に0.33円台まで上昇した。ただ、買いは続かず再度軟調な展開となり、5月からは0.3円付近でもみ合う展開となった。本日は0.3円でスタートした後、小幅な値動きでとどまっており、特段の個別材料は出ていない。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークン。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途としたユーティリティトークンである。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

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