6月14日のFC琉球コインの動向、0.4円付近で推移

2024.06.14

6月14日8時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.4円付近で推移している。

前日13日の米国市場のダウ平均は65.11ドル安(-0.17%)と続落。利下げの行方が不透明となるなか、新規失業保険申請件数の増加で景気減速への懸念も浮上して下落そた。ナスダックは半導体ブロードコムの好決算を受けて同セクターの買いがけん引して終日堅調に推移、米株市場はまちまちで終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆4300億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は下落に転じているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.6%で推移している。

FC琉球コインは年初から2月中旬まで0.3円付近でこう着感の強い値動きとなっていた。ただ、3月に入ってビットコインが史上最高値を更新すると、小型アルトコインにも資金が流入し始め、FC琉球コインも上げ幅を広げて0.46円まで上昇。その後も0.4円台を維持していたが、4月中旬以降に次第に利食い売りが広がり0.36円まで下落した。5月以降は0.44円まで上昇する場面が見られたが、0.45円を前に失速しており、直近は0.4円付近で売り買いが交錯している。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)だった。

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