6月19日のエンジンコインの動向、買い優勢も戻りは鈍い
2023.06.19
6月19日14時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は36円水準(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆650億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭して右肩下がりに推移しており、主要取引所の出来高は横ばい推移となっている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.7 %まで上昇している。
エンジンコインは、2023年1月1日に31円だったが、暗号資産市場の盛り上がりに連れて3月中旬には一時75円台まで上昇した。その後は上げ幅を縮小してやや軟調な値動きが続き、4月末までは50円台で推移。5月以降はじりじりと下げ幅を広げて43円まで下落、その後は45円付近でのもみ合い展開となっていた。6月に入ってからSECの影響を受けて暗号資産市場が急落、エンジンコインも連れ安となり一時32円まで下げ幅を広げた。その後買い戻しが優勢となるも、本日は始値36円台でスタート、戻りは限定的となっている。引き続き、個別材料は出ていない。
Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスや、ブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供しており、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。エンジンコインは、Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。また、Enjinは、Ethereum上のデジタル資産のためのNFTマーケットプレイスも運営している。