6月19日のサンドボックスの動向、54円台で小動き
2023.06.19
6月19日14時時点のサンドボックス(SAND)の価格は54円水準(Zaif)で推移している。
前週末16日の米国株式市場のダウ平均は108.94ドル安(-0.32%)と反落。連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官がインフレは高過ぎるとし、追加利上げの必要性を繰り返したため、長期金利の上昇を警戒した売りが再燃した。また、3つのデリバティブ取引の決済期日が重なるトリプルウィッチングであったほか、連休を控えた手仕舞い売りが終盤にかけて加速した。ナスダック総合指数も反落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、19日の日経平均は前週末比62.61円高の33768.69円と続伸でスタート。その後はマイナス圏に転落、前引けにかけて押し目買い優勢も後場からは再度軟調な展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆650億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばい推移を継続している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭して右肩下がりに推移しており、主要取引所の出来高は横ばい推移となっている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.7 %まで上昇している。
2023年1月1日に52円を付けたSANDは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2月8日に123円まで上昇した。ただ、2月中旬以降に売り優勢の展開となり3月11日には68円まで下落。その後4月中旬に95円台まで持ち直したものの、4月19日以降再度売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げ67円付近での推移となった。5月上旬に下げ渋ると、買い優勢の展開が続いて6月5日に一時86円台まで回復した。しかし、米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けて暗号資産市場全体が軟調に推移、サンドボックスも48円まで急落した。その後は買い戻しが広がったものの、50円台で推移、本日は始値54円でスタートしてその後は小動きとなっている。
The Sandboxは、クリエイターがEthereumブロックチェーン上でボクセルアセットやゲーム体験を共有してマネタイズすることができ、プレイヤーはNFT(非代替性トークン)とプラットフォームのユーティリティ・トークンであるSANDを使って、ゲーム体験を構築、所有、収益化することができる分散型のコミュニティ主導型ゲームエコシステムである。The Sandboxブロックチェーンゲームプラットフォームは、VoxEditor、Game Maker、Marketplaceの3つの統合製品で構成されており、これらを組み合わせることで、プレイヤー、アーティスト、ゲームデザイナーは、ゲーム、ジオラマ、ゲームなどのアセットや体験といったユーザー生成コンテンツ(UGC)を制作することができる。