6月2日のサンドボックスの動向、77円台まで回復

2023.06.02

6月2日11時時点のサンドボックス(SAND)の価格は77円水準(Zaif)で推移している。

前日1日の米国株式市場のダウ平均は153.3ドル高(+0.47%)と反発。5月ADP雇用統計が市場予想を上回る伸びを見せたほか、週次失業保険申請件数が市場予想ほど増えなかったことを受けて、金融引き締めが長引くとの観測も相場の重しとなった。一方、民主党のシューマー院内総務が上院での採決を急ぐ姿勢を見せると債務上限問題への警戒感が一段と和らぎ、ハイテク株の買戻しが相場を下支えた。ナスダック総合指数は大幅反発、堅調な展開となった米株市場を横目に、2日の日経平均は続伸してスタート。米主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。一方、東京市場では高値警戒感が継続しており円高・ドル安に振れたことも輸出株などの重しに。さらに、今晩、米国で5月の米雇用統計が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもある。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1328億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を超えて引き続き右肩上がりに上昇、主要取引所の出来高も増加傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると47.6%で推移している。

2023年1月1日に52円を付けたSANDは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2月8日に123円まで上昇した。ただ、2月中旬以降に売り優勢の展開となり3月11日には68円まで下落した。その後4月中旬に95円台まで持ち直したものの、4月19日以降再度売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げ67円付近での推移となった。5月上旬に下げ渋ると、やや買い優勢の展開が続いて一時80円台まで回復した。6月に入って堅調に推移しており本日は始値76円でスタート、その後は上げ幅を広げる展開となっている。

The Sandboxは、クリエイターがEthereumブロックチェーン上でボクセルアセットやゲーム体験を共有してマネタイズすることができ、プレイヤーはNFT(非代替性トークン)とプラットフォームのユーティリティ・トークンであるSANDを使って、ゲーム体験を構築、所有、収益化することができる分散型のコミュニティ主導型ゲームエコシステムである。The Sandboxブロックチェーンゲームプラットフォームは、VoxEditor、Game Maker、Marketplaceの3つの統合製品で構成されており、これらを組み合わせることで、プレイヤー、アーティスト、ゲームデザイナーは、ゲーム、ジオラマ、ゲームなどのアセットや体験といったユーザー生成コンテンツ(UGC)を制作することができる。

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