6月24日のモナコインの動向、50円を割る展開

2024.06.24

6月24日8時時点のモナコイン(MONA)の価格は49円付近で推移している。

先週末21日の米国市場のダウ平均は15.57ドル高の39150.33ドル、ナスダック指数は32.23 pt安の17689.36 ptで取引を終了した。米国株関連オプションの満期日が集中する「トリプルウィッチング」で持ち高調整の売りが出た一方、出遅れ感のある銘柄などへの買いが支えた。ナスダックは前日に続き半導体のエヌビディアやマイクロン・テクノロジーが売られたことが重しとなった。セクター別では小売り、耐久消費財・アパレルなどが上昇。半導体・同製造装置の下げが目立ち、銀行やテクノロジー・ハード・機器などが下落した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3100億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.4%で推移している。

モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけたが、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、2月末からモナコインも買い戻しの動きが広がり一時85円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり上げ幅を縮小、5月に入ってからは55円付近で売り買いが交錯していたが、5月末以降売り優勢の展開となりじりじりと下げ幅を広げて49円台まで下落している。

モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日には、3回目の半減期を迎えた。

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