6月25日のドージコインの動向、20円を割る展開

2024.06.25

6月25日8時時点のドージコイン(MONA)の価格は18円付近で推移している。

前日24日の米国市場のダウ平均は260.88ドル高の39,411.21、ナスダック指数は192.54ポイント安の17,496.82で取引を終了した。材料が乏しい中、寄り付きはまちまち。銀行やエネルギーなど、景気敏感株や出遅れ感のある銘柄への買いが支えたダウは終日堅調に推移。一方、先週に続きエヌビディアなど半導体銘柄の売りが重しとなったナスダックは下落した。セクター別では、エネルギーや電気通信サービス、銀行などが上昇。半導体・同製造装置が大きく下げたほか、小売り、ソフトウエア・サービスが下落した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆2200億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.3%で推移している。

ドージコインは、1月20日に「XPayments」アカウントの開設を受けて、DOGEが決済機能の一部を構成するのではないかとの憶測が広がり13円台まで急騰した。その後は、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新するなか連れ高となり一時34円まで上昇した。ただ、4月に入って利食い売りが広がって25円付近まで下落、5月には20円を割って19円まで値を下げた。5月末にかけて買い戻しが広がっていたが買いは続かず、6月以降は売り優勢の展開となり直近は18円台まで下げ幅を広げた。

ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。

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