6月4日のアスターの動向、13円台で推移

2024.06.04

6月4日9時時点のアスター(ASTAR)の価格は13円台で推移している。

前日3日の米国市場のダウ平均は115.29ドル安(-0.30%)と反落。5月ISM製造業景況指数が予想外に悪化したほか支払い価格も下落し利下げ期待に買われた。その後、ダウは景気減速懸念が台頭し、売りに転じ、終日軟調に推移した。一方、ナスダックは半導体のエヌビディアの回復や金利先安観を受けた買いに底堅く推移、まちまちで終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆5600億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度上昇一服感が台頭しているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.5%で推移している。

アスターは2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げたが、3月以降はじりじりと上げ幅を縮小し、4月以降も軟調推移を継続して直近では13円付近で売り買いが交錯している。

3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。

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