6月6日のフィスココインの動向、FSCCレンディングの第41回募集をスタート
2024.06.06
6月6日8時時点のフィスココイン(FSCC)の価格は47円台で推移している。
前日5日の米国市場のダウ平均は96.04ドル高(+0.25%)と続伸。民間部門のADP雇用統計で伸びが予想を下回ったため早期利下げ期待を受けた買いが先行した。その後発表されたISM非製造業景況指数が予想以上に成長域に改善したため長期金利の上昇に連れて下落に転じたが、根強い年内の利下げ期待を受けた買いに終盤にかけて再び上昇。ナスダックは終日堅調に推移、主要株価指数がそろって上昇した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆6400億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は下落に転じているなか、主要取引所の出来高は減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると54.6%で推移している。
フィスココインは1月にビットコイン現物ETFが米国で初承認されてビットコインや主要アルトコインが上昇基調を維持したものの、連れ高とはならなかった。3月にはビットコイン価格が上場来高値を更新して節目の1000万円を超えると、フィスココインも一定の買いが向かい64円付近まで上昇した。ただ、その後買いは続かずじりじりと上げ幅を縮小、5月末から一段安となり50円を割って47円付近で推移している。
FSCC の利用範囲の拡大を目指しているFDAPは5月28日、FSCCレンディングの第41回募集をスタートした。第 41 回貸出において支払われる貸借料の総額は10万円を予定、現在の年換算貸借料率は13.63%となっている。そのほか、フィスコは4月19日、2023年12月期フィスココイン(FSCC)の焼却(バーン)を発表したが、2023年12月期は営業損失であるため、バーンの枚数はゼロとなった。