6月9日のポルカドットの動向、690円割れで軟調推移
2023.06.09
6月9日13時時点のポルカドット(DOT)の価格は113円水準(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1289億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭して右肩下がりに推移、主要取引所の出来高も増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると48 %まで増加している。
ポルカドット(DOT)は2023年に入って暗号資産相場の盛り上がりとともに、1月1日の始値567円から2月20日高値1025円まで上昇した。ただ、3月中旬にかけて売り優勢の展開となり軟調推移、3月12日に710円台で下げ渋った。その後は4月半ばにかけて950円まで持ち直したものの、再度売り優勢の展開となり700円台まで値を下げた。5月からは700円から770円のレンジでもみ合い展開となったが、直近ではSECがバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けて一時690円まで下落した。やや持ち直したものの本日は703円スタート、その後売り優勢となり690円を割れる展開となっている。特段個別材料は出ていない。
ポルカドットは、Web3財団というスイスの財団が開発した。Web3財団の創設者の中には、イーサリアムの共同創設者ギャビン・ウッド氏も含まれており、その点からもポルカドットは多くの期待と注目を集めている。ポルカドットでは様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指している。