7月26日のFC琉球コインの動向、0.3円付近で推移
2024.07.26
7月26日8時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.3円付近で推移している。
前日25日の米国市場のダウ平均は81.20ドル高の39935.07ドル、ナスダックは160.68 pt安の17,181.73 ptで取引を終了した。リスク警戒感が根強く、寄り付き後、まちまち。しかし、4-6月期国内総生産(GDP)や消費が予想を上回る伸びとなったため景気への悲観的見解が後退し買戻しが先行、相場はプラス圏を回復した。ただ、重要インフレ指標の発表を控えた手仕舞い売りが上値を抑制、さらに、ハイテクが弱く、終盤にかけ失速しナスダックは下落に転じ、まちまちで終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆3400億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇基調にある一方で、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.4%で推移している。
FC琉球コインは年初から2月中旬まで0.3円付近でこう着感の強い値動きとなっていた。ただ、3月に入ってビットコインが史上最高値を更新すると、小型アルトコインにも資金が流入し始め、FC琉球コインも上げ幅を広げて0.46円まで上昇。その後も0.4円台を維持していたが、4月中旬は売り優勢の展開となり0.3円を割る水準まで下落した。直近はやや買い戻しが広がり0.3円付近で売り買いが交錯している。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)だった。