7月13日のFC琉球コインの動向、0.29円台付近で小動き続く

2023.07.13

7月13日10時時点の琉球コイン(FCR)の価格は0.29円水準(Zaif)で推移している。

前日12日の米国株式市場のダウ平均は86.01ドル高(+0.25%)と続伸。6月消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化したため追加利上げ観測の後退で買いが先行。長期金利の大幅低下に連れてハイテクも大きく買われた。一方、地区連銀経済報告(ベージュブック)で成長鈍化の見通しが明らかになると景気減速懸念から終盤にかけて上げ幅を縮小した。ナスダック総合指数は大幅続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を受けて、日経平均は162.12円高の32106.05円と反発して取引を開始した。その後は、プラス圏で堅調に推移している。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1818億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は最高値を更新した一方で、主要取引所の出来高は減少が一服している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.5%で推移している。

FC琉球コインは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2023年の1月末から1月中旬にかけて0.2円台から0.32円台まで上昇する動きを見せた。その後は0.32円を大きく上回ることなく0.29円台から0.30円台のレンジで横ばい推移を継続した。ただ、買いは続かず再度軟調な展開となり、5月から現在にかけて0.3円付近でもみ合う展開となっている。本日は0.29円でスタートした後、小動きとなっている。

FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークン。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途としたユーティリティトークンである。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売して資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)であった。

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