7月18日のネクスコインの動向、47円台で小動き

2023.07.18

7月18日10時時点のネクスコイン(NCXC)の価格は47円水準(Zaif)で推移している。

国内連休中の米国株式市場のダウ平均は上昇。主要銀行の予想を上回る決算が好感しされたほか、経済のソフトランディング(軟着陸)期待も強まりダウ平均は終日堅調に推移。また、イエレン財務長官が米国内経済への影響は小さく、景気後退を回避できると楽観的な見解を再表明したことで警戒感が後退。金利低下でハイテクが引き続き買われ、相場全体を押し上げた。ナスダック総合指数も上昇、主要株価指数が堅調に推移した米株市場を横目に、日経平均は上昇スタート、朝方に上げ幅を広げた後は堅調もみ合い展開となっている。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆2089億ドル(Coin Market Cap)と前週末から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.1%と横ばいで推移している。

2023年1月から軟調に推移してきたNCXCは、3月23日に一時30円まで下落する場面を見せた。その後はやや値を戻して50円台のレンジでの横ばい推移を継続していた。ただ、SECがバイナンス及びCZ氏を提訴したことを受けて暗号資産市場が急落、ネクスコインも連れ安となり42円台まで下落した。6月後半にかけて幅広い銘柄では買い戻しの動きが広がったが、ネクスコインは49円近辺で小動きとなっていた。7月に入ってXRPが部分的判決によってデジタルトークンとしてのXRP自体は有価証券ではないと判断された。これを受けてアルトコインへの買い戻しが広がったが、引き続きネクスコインは動意の乏しい展開を継続しており、本日は47円台で推移している。

ネクスコインは「株式会社ネクスグループ」が発行しているトークンで、発行総数は2000万枚、公開時にすべて発行している。ネクスグループ<6634>はNCXCのライトペーパーを公開している。現状のGameFiの問題点を指摘しつつ、NCXCプラットフォームの提供を解説。NCXCプラットフォームでは、ゲーム性の高いハイパーカジュアルゲームを中心にこれらのゲームを簡単にPlay to Earnのゲームに転換することのできるシステムを提供する。ゲームの実績に応じてプレイヤーにネクスポイントと呼ばれる共通のポイントを付与する仕組みをゲームに提供し、ネクスポイントをユーザーはネクスコインに転換することができるようだ。開発者及びユーザー両方に大きなメリットがあるプラットフォームになるもよう。現状、スマホアプリゲーム「SIX POKER」でネクスコインが活用されている。

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