7月19日のスケブコインの動向、0.17円台で小動き
2023.07.19
7月19日11時時点のスケブコイン(Skeb)の価格は0.17円水準(Zaif)で推移している。
前日18日の米国株式市場のダウ平均は366.58ドル高(+1.06%)と続伸。6月小売売上高が予想を下回り景気減速懸念で売りが先行。ただ、良好な決算を材料に主要銀行・金融セクターの上昇が全体指数を押し上げ、相場はプラス圏に回復。さらに、予想を上回ったコア小売売上高で需要の強さを確認し一段高となった。金利の低下でハイテクも買われてナスダック総合指数も続伸、主要株価指数が堅調に推移した米株市場を受けて、19日の日経平均は318.47円高の32812.36円と続伸して取引を開始した。その後はプラス圏での堅調な推移となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆2050億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高はさえない動きが続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.9%となった。
2023年の1月末から2月初めには0.8円台まで上昇する動きを見せていたが、2月末からは大きく値を崩して0.3円まで下落、その後も売り優勢の展開が続いた。4月に入ってからも軟調推移を継続、5月からは0.2円を割って0.14円台で推移した。6月に入ると暗号資産市場の急落を受けて0.08円まで下落、その後は買い戻しが広がり回復した。7月1日には一時0.38円まで急騰したが、売り手優位の状況が続いて上げ幅を縮小。直近では買い戻しの動きがみられて上げ幅を広げており、本日は0.17円付近で推移している。
海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用やZaif Paymentでの決済可能資産にSkeb Coinを追加するなど、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。