7月23日のフィナンシェトークンの動向、0.3円付近で推移

2024.07.23

7月23日8時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.3円付近で推移している。

前日22日の米国市場のダウ平均は127.91ドル高の40415.44ドル、ナスダックは280.63pt高の18007.57ptで取引を終了した。バイデン大統領の選挙戦撤退を受け、不透明感が緩和し寄り付き後、上昇。ダウはトランプ前大統領の勝利を想定した買いが後退し、一時下落に転じたが、ハイテクが支え底堅く推移した。ナスダックは値ごろ感からの買いにハイテクが回復し、終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆4800億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は横ばいで推移している一方で、主要取引所の出来高は増加傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると55.3%で推移している。

2024年に入りフィナンシェトークンは0.20円でスタート、その後はじりじりと下げ幅を広げて0.17円まで下落した。2月13日には暗号資産取引所コインチェックの販売所でフィナンシェトークンが取り扱い開始となったことを受けて1円まで急騰。しかし、直後に利食い売りが広がり、3月中旬以降は下げ幅を広げるなか、5月には0.4円を割って0.31円まで値を下げた。6月に再度0.5円台まで浮上するも、直近はやや失速して再度0.3円台でこう着感の強い値動きとなっている。

フィナンシェトークンは、2023年3月16日にコインチェックに新規に上場、初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円となっていた。同トークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。

画像:コインチェックチャートから引用

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