7月29日のスケブコインの動向、0.14円付近で推移
2024.07.29
7月29日8時時点のスケブコイン(SKEB)の価格は0.14円付近で推移している。
先週末26日の米国市場のダウ平均は654.27ドル高の40589.34ドル、ナスダックは176.16 pt高の17357.88 ptで取引を終了した。主要企業の好決算を受けた買いが先行し、寄り付き後、上昇。PCE価格指数も想定内にとどまりインフレ鈍化基調を確認、年内の利下げ期待を受けた買いに相場は続伸した。ソフトランディング期待を受けた買いも目立ち、終日堅調に推移した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆4100億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇基調で過去最高を更新した一方で、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.7%で推移している。
スケブコインは2024年1月1日に0.23円でスタートした後、同水準でのもみ合い展開が続いていた。その後はビットコインや主要アルトコインが大きく上昇したものの、連れ高とならず0.19円付近で小動きが続いた。ただ、3月4日に暗号資産取引所Zaifでの取り扱い開始が発表され、0.23円台まで回復。5月22日にZaifでのサービス提供開始が始まり、「Orderbook trading」「かんたん売買」で取引ができるようになった。上場直後は0.65円まで急騰、その後は利食い売りが広がり0.25円まで値を下げ、直近は0.2円を割って0.14円付近で推移している。
海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月には、大手クレジット会社から複数の出版社に対して、特定の表現がある場合クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚した。こうした中、新たな決済手段としてブロックチェーンに注目したのがSkeb Coinである。既存のSNS上でクリエイターへ投げ銭が可能となる新サービスでの利用、Skebをはじめとした国内のECサイトでの決済に利用できるユーティリティトークンとして活用される予定。2022年8月、Skeb CoinはIDOプラットフォーム「DAO Maker」でIDOを実施し、約4,100万円を調達するとともにSkeb Coinをローンチした。