7月31日のエンジンコインの動向、27円付近で推移

2024.07.31

7月31日8時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は27円付近で推移している。

前日30日の米国市場のダウ平均は203.40ドル高の40743.33ドル、ナスダックは222.78pt安の17147.42ptで取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは金融セクターが支援し、終日底堅く推移し終盤にかけ上げ幅を拡大した。一方、ナスダックはローテ―ションに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)や主要ハイテク企業の決算を控えた警戒感にハイテクの手仕舞い売りが加速し、下落した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3700億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇基調で過去最高を更新した一方で、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると56.1%で推移している。

エンジンコインは、3月中旬にかけてビットコインが史上最高値を更新するなか105円まで急騰した。ただ、その後は利食い売りが優勢となりじりじりと上げ幅を縮小、4月中旬には一段安となり43円まで値を下げた。5月末にかけてやや買い戻しの動きが広がり63円まで上昇したが、買いは続かず6月に入って再度下げ幅を広げる展開となり、直近は27円付近でこう着感の強い値動きとなっている。

Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスやブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供している。また、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。

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