7月4日のエンジンコインの動向、買い戻し優勢で46円付近まで回復
2023.07.04
7月4日11時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は36円水準(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆2182億ドル(Coin Market Cap)と前日からじりじりと増加傾向にある。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続する一方で、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.4 %まで上昇している。
エンジンコインは、2023年1月1日に31円だったが、暗号資産市場の盛り上がりに連れて3月中旬には一時75円台まで上昇した。その後は上げ幅を縮小してやや軟調な値動きが続き、4月末までは50円台で推移。5月以降はじりじりと下げ幅を広げて43円まで下落した。6月に入ってからSECの規制動向を受けて暗号資産市場が急落、エンジンコインも連れ安となり一時32円まで下げ幅を広げた。その後買い戻しが優勢となり、7月に入り急落前水準である46円付近まで回復。本日は始値46円でスタート後、売り買いが交錯する展開となっている。引き続き、個別材料は出ていない。
Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスや、ブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供しており、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。エンジンコインは、Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。また、Enjinは、Ethereum上のデジタル資産のためのNFTマーケットプレイスも運営している。