7月4日のサンドボックスの動向、65円台まで回復
2023.07.04
7月4日11時時点のサンドボックス(SAND)の価格は65円水準(Zaif)で推移している。
週明け3日の米国株式市場のダウ平均は10.87ドル高(+0.03%)と続伸。6月ISM製造業景況指数が3年ぶりの低水準に落ち込むと連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が緩和し、金利先高観の後退で買い優勢の展開となった。独立記念日祭日の前日の短縮取引で動意に乏しいなか、ナスダック総合指数も続伸、主要株価指数はプラス圏を維持して終了した。米株市場の動向を横目に、今日の東京株式市場は売りが先行。日経平均が昨日500円を超す上げとなったこともあり、利益確定売りが出やすかった。また、今月は、決算を迎える上場投資信託(ETF)運用会社による分配金捻出のための換金売り需要が発生すると予想されており、需給悪化懸念から積極的な買いを手控える向きもあった。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆2182億ドル(Coin Market Cap)と前日からじりじりと増加傾向にある。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりの推移を継続する一方で、主要取引所の出来高は減少している(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると51.4 %まで上昇している。
2023年1月1日に52円を付けたSANDは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2月8日に123円まで上昇した。ただ、2月中旬以降に売り優勢の展開となり3月11日には68円まで下落。5月上旬に下げ渋ったものの、6月に入って米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けて暗号資産市場全体が軟調に推移、サンドボックスも一時48円まで急落した。その後は買い戻しが広がっており直近では67円まで回復、本日は始値65円でスタートした後は上値の重い展開となっている。
The Sandboxは、クリエイターがEthereumブロックチェーン上でボクセルアセットやゲーム体験を共有してマネタイズすることができ、プレイヤーはNFT(非代替性トークン)とプラットフォームのユーティリティ・トークンであるSANDを使って、ゲーム体験を構築、所有、収益化することができる分散型のコミュニティ主導型ゲームエコシステムである。The Sandboxブロックチェーンゲームプラットフォームは、VoxEditor、Game Maker、Marketplaceの3つの統合製品で構成されており、これらを組み合わせることで、プレイヤーなどはユーザー生成コンテンツ(UGC)を制作することができる。