8月7日のポルカドットの動向、一時525円まで急落
2024.08.07
8月7日8時時点のポルカドット(DOT)の価格は660円付近で推移している。
前日6日の米国市場のダウ平均は294.39ドル高の38,997.66ドル、ナスダックは166.78pt高の16,366.86ptで取引を終了した。昨日の下落が行き過ぎとの見方に値ごろ感から買われ、寄り付き後、上昇。深刻な景気後退入りへの不安が緩和し投資家心理が改善したほか、キャタピラー(CAT)など一部主要企業の好決算を受け、相場は終日、買戻しが先行した。ハイテクも買われ上げ幅を拡大。終盤にかけて失速もプラス圏で終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高を更新した後は上昇一服感が台頭し、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.0%で推移している。
DOTは1月1日の始値1208円を付けた。2月末以降にはビットコインやイーサリアムに買いが集まり史上最高値を更新するなか、ポルカドットも連れ高となり1742円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり、4月14日には1000円を割って926円まで下げ幅を広げた。直近は全体相場の急落に伴って一時525円を付けたが、その後はやや買い戻しが向かって660円付近まで回復している。
ポルカドットは、Web3財団というスイスの財団が開発した。Web3財団の創設者の中には、イーサリアムの共同創設者ギャビン・ウッド氏も含まれており、その点からもポルカドットは多くの期待と注目を集めている。Polkadotは、パラチェーンと呼ばれる様々な相互接続されたアプリケーション固有のサブチェーンをサポートするよう設計されたブロックチェーンネットワークである。様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指している。