8月14日のアスターの動向、8円台で推移

2023.08.14

8月14日14時時点のアスター(ASTAR)の価格は8円水準(Zaif)で推移している。

国内連休中の米国株式市場のダウ平均は連日上昇。10日は、7月消費者物価指数(CPI)が予想通り鈍化傾向を証明したため金利先高観が後退した。しかし、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が追加利上げを否定しなかったため手仕舞い売りが強まり、上げ幅を縮小。11日は、7月卸売物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなったが、サービス需要の強さが再確認されたためソフトランディグ期待を受けた買いが強まった。ただ、金利上昇を背景にナスダック総合指数はまちまちで終了、強弱入り混じる展開となった米株市場を横目に、本日の日経平均は下落スタートとなった。一時プラス圏に浮上するも買いは続かず再度マイナス圏に転落、その後はじりじりと下げ幅を広げる展開となった。

暗号資産市場全体の時価総額は1兆1735億ドル(Coin Market Cap)と前週末から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は再度減少傾向にある(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.5%で推移している。

アスター(ASTAR)は2023年に入って暗号資産相場の盛り上がりとともに、1月の始値5円台から2月には高値15円まで急騰した。ただ、3月中旬にかけて右肩下がりに推移、4月半ばまで7円から9円のレンジ内でもみ合っていたが5月から再度軟調に推移した。6月に入ってSECのPoSコインに対する規制発言を受けて一時4.8円台まで急落。その後は、買い戻しが優勢となり6.5円まで回復、7月末から以降も買い優勢の展開となり9円まで上げ幅を広げた。本日は8.6円でスタートした後、プラス圏で推移している。

ASTARは、国内でこれまでビットバンクに上場していたが、3月22日よりGMOコインに上場した。Astar Networkは、マルチチェーン時代のスマートコントラクトハブとなるdAppsのプラットフォームであり日本発のパブリックブロックチェーンである。Polychainのほか、Crypto.com Capital、Alameda Research、などの大手暗号資産ファンド、Ethereum及びPolkadotを創業したGavin Wood氏、プロサッカー選手の本田圭佑氏、などから資金を調達している。ガバナンストークンである「ASTR」は、大手仮想通貨取引所のBinance、Huobi GlobalやGate.io、OKEx、バイナンスUS、などに上場している。

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