8月19日のポリゴンの動向、60円台で推移
2024.08.19
8月19日8時時点のポリゴン(MATIC)の価格は60円付近で推移している。
先週末の米国市場のダウ平均は96.70ドル高の40,659.76ドル、ナスダックは37.22pt高の17,631.72ptで取引を終了した。シカゴ連銀のグールズビー総裁が景気や労働市場に懸念を表明したほか、住宅着工件数が予想を下回ったため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったため景気への懸念が緩和し、買戻しが強まり、相場は上昇に転じた。終盤にかけて、長期金利低下や根強い利下げ期待に買われ続伸した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆1000億ドル(Coin Market Cap)と前日からやや増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高を更新した後は上昇一服感が台頭し、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.0%で推移している。
MATICは1月1日に140円をつけてスタート。10日に米国でビットコイン現物ETFが承認されてビットコインや主要アルトコインが連れ高となるなか、軟調推移が続いたが、2月に買い戻しが広がり、3月には190円台に到達した。ただ、その後は個別材料に乏しいなか、次第に利食い売りが広がり、じりじりと上げ幅を縮小して直近は一時48円まで値を下げた。やや買い戻しが向かっているが、60円付近で冴えない値動きが続いている。
MATICは2023年3月15日に暗号資産交換所Zaifに上場した。同取引所で取り扱うMATICは、ポリゴン(Polygon)ネットワーク上で発行されたネイティブトークンで、Polygon(MATIC)とは、イーサリアムのセカンドレイヤーとして機能することを目指すブロックチェーンネットワークプロジェクトである。イーサリアムが単一のソリューションから単独でスケールしない可能性があることを踏まえ、多くのアプリケーションをホストしている。