8月28日のカイカコインの動向、7.0円で小動き
2023.08.28
8月28日17時時点のカイカコイン(CICC)の価格は7.0円台(Zaif)で推移している。
前週末25日の米国株式市場のダウ平均は247.48ドル高(+0.73%)と反発。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がジャクソンホール会合での講演で、追加利上げの可能性を除外しなかったため金利上昇を警戒する場面があった。一方、議長が過剰な利上げリスクを認識し、今後の政策は慎重に決定していく姿勢を示すと上昇に転じた。ボーイングの上昇が相場を一段と押し上げ、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダックは反発、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、本日の日経平均は上昇スタート後上げ幅を広げる展開となった。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆490億ドル(Coin Market Cap)と前週末から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は再度最高値を更新する一方で、主要取引所の出来高は減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.2%で推移している。
2023年1月から横ばい推移を継続してきたCICCは、2月に入って下げ幅を広げた。3月以降はじりじりと下げ幅を広げて軟調な展開となり5月半ばには6.0円台の底値圏で推移した。6月22日に年初来安値5.9円を付けた後はやや買い戻しが広がり、28日にはCAICA DIGITALが「カイカコインの新たなビジョン」を発表して8.3円台まで急回復した。ただ、その後買いは続かず、7月に入って利食い売りが優勢となり再度6円台まで値を下げた。直近は7円台に復帰しており、本日は7.0円台で小動きとなった。
カイカコイン(CICC)は、株式会社CAICA DIGITALが発行しており、株式会社カイカエクスチェンジの運営する暗号資産交換所Zaifの取引所コインとなっている。同社は、新たなビジョンとして、ブロックチェーンにおけるゲームコインを目指すことを決定した。カイカコインがゲームコインとしてのユーティリティを実装することで、GameFi分野におけるサービス提供を支援するなど、カイカコインの価値向上を進めるとともに、Web3 の発展に貢献していく。2023年10月末までにライトペーパーを発表する。そのほか、カイカコイン(CICC)保有者への暗号資産エアドロップ第5弾としてXYMの配布を発表している。最大7,000円相当のXYMを8月中旬に配布する予定。今後、ASTRやKLAY、OASなどの暗号資産がエアドロップの対象となる可能性があるようだ。