8月28日のフィナンシェトークンの動向、0.3円付近で推移

2024.08.28

8月28日8時時点のフィナンシェトークン(FNCT)の価格は0.3円付近で推移している。

前日27日の米国市場のダウ平均は9.98ドル高の41,250.50ドル、ナスダックは29.05pt高の17,754.82ptで取引を終了した。長期金利の上昇で寄り付き後、下落。その後、8月消費者信頼感指数が予想外に改善したため相場も回復した。人工知能(AI)に必要な半導体製造メーカーのエヌビディア(NVDA)の決算発表を28日に控え期待感にハイテクが上昇に転じ、相場を支援。終盤にかけてダウもかろうじてプラス圏を回復。ダウは連日で過去最高値更新となった。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆800億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高を更新した後は上昇一服感が台頭し、主要取引所の出来高は横ばい推移が続く(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.5%で推移している。

2024年に入りフィナンシェトークンは0.20円でスタート、その後はじりじりと下げ幅を広げて0.17円まで下落した。2月13日には暗号資産取引所コインチェックの販売所でフィナンシェトークンが取り扱い開始となったことを受けて1円まで急騰。しかし、利食い売りが広がり、3月中旬以降は下げ幅を広げるなか、5月には0.4円を割って0.31円まで値を下げた。6月に再度0.5円台まで浮上するも、直近はやや失速して再度0.3円台でこう着感の強い値動きとなっている。

フィナンシェトークンは、2023年3月16日にコインチェックに新規に上場、初日に一時3.1円を付けた。翌日17日の終値は販売価格0.41円から約3倍となる1.15円となっていた。同トークンは、プラットフォーム「FiNANCiE」で使用されるERC-20規格のユーティリティトークンである。NFTの発行・販売・管理を通してスポーツクラブやクリエイターのデジタル資産に価値を付与するだけでなく、コミュニティ活性化に貢献するサポーターにメリットを還元できる仕組みを構築する。

画像:コインチェックチャートから引用

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