8月5日のモナコインの動向、46円付近で推移
2024.08.05
8月5日8時時点のモナコイン(MONA)の価格は46円付近で推移している。
前週末2日の米国市場のダウ平均は610.71ドル安の39,737.26ドル、ナスダックは417.98pt安の16,776.16pt。7月雇用統計が予想を下回り、景気減速懸念に寄り付き後、下落。景気後退懸念も浮上し売りに拍車がかかり、終日軟調に推移した。一部ハイテク企業の決算も振るわず相場は終盤にかけ下げ幅を拡大した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆800億ドル(Coin Market Cap)と前週末から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇基調で過去最高を更新した一方で、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.0%で推移している。
モナコインは、2024年1月1日に56.9円をつけたが、買いは続かずじりじりと下げ幅を広げる展開となっていた。ただ、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中、2月末からモナコインも買い戻しの動きが広がり一時85円まで上昇した。その後は利食い売りが広がり上げ幅を縮小、5月に入ってからは55円付近で売り買いが交錯していたが、5月末以降売り優勢の展開となり直近は46円台まで下落している。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年11月4日には、3回目の半減期を迎えた。