8月7日のサンドボックスの動向、57円台で横ばい推移
2023.08.07
8月7日10時時点のサンドボックス(SAND)の価格は57円水準(Zaif)で推移している。
前週末4日の米国株式市場のダウ平均は150.27ドル安(-0.43%)と続落。7月雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を下回り、金利先高観の後退に伴い買い戻しが先行した。その後も長期金利の低下やアマゾンの好決算を背景に一段高となった。ただ、雇用統計で賃金の上昇が予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測は完全には払しょくされなかった。また、来週に発表を控える消費者物価指数(CPI)への警戒感に加え、アップルの低調な決算を失望した売りが強まると終盤にかけて下落に転じた。ナスダック総合指数は続落、軟調な展開となった米株市場を横目に、8月7日の日経平均は前週末比271.47円安の31921.28円と大幅反落でスタート。その後は軟調な展開となっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1599億ドル(Coin Market Cap)と前週末から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向だったものの増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.3%で推移している。
SANDは、暗号資産市場の盛り上がりに連れて2月8日に123円まで上昇した。ただ、2月中旬以降は売り優勢の展開となり右肩下がりに推移。6月に入って米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴したことを受けて暗号資産市場全体が軟調に推移すると、SANDも一時48円まで急落した。その後は買い戻しが広がり65円台まで回復、55円から65円のレンジで横ばい推移となっている。本日は始値57円でスタートした後、小動きとなっている。
The Sandboxは、クリエイターがEthereumブロックチェーン上でボクセルアセットやゲーム体験を共有してマネタイズすることができ、プレイヤーはNFT(非代替性トークン)とプラットフォームのユーティリティ・トークンであるSANDを使って、ゲーム体験を構築、所有、収益化することができる分散型のコミュニティ主導型ゲームエコシステムである。The Sandboxブロックチェーンゲームプラットフォームは、VoxEditor、Game Maker、Marketplaceの3つの統合製品で構成されており、これらを組み合わせることで、プレイヤーなどはユーザー生成コンテンツ(UGC)を制作することができる。