8月8日のドージコインの動向、10円台で横ばい推移
2023.08.08
8月8日13時時点のドージコイン(DOGE)の価格は10円台(Zaif)で推移している。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆1621億ドル(Coin Market Cap)と前日から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は右肩上がりで推移する一方で、主要取引所の出来高は減少傾向だったものの増加に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると50.5%で推移している。
2023年に入って暗号資産市場の盛り上がりとともにドージコインも13円台まで上昇した。その後、3月中旬にかけて軟調に推移したが、4月初週にイーロン・マスクがTwitterのシンボルである「青い鳥」アイコンをドージコインのシンボルである「柴犬」のカボスちゃんに変更したことが引き金となり再度13円台まで上昇した。ただ、6月にはSECの規制動向を受けて連れ安となり8.0円まで下落、その後は買い戻しが優勢となりじりじりと上げ幅を広げて10円台まで回復した。長期的にチャートを確認すると、8円から14円のレンジ内で推移している。本日は10円台でスタートした後、小動きとなっている。
ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。創設者は、Dogecoinプロトコルを構築する際、Bitcoinがシルクロードやダークウェブとの関連が強調されており、そのような暗号資産分野をDogecoinによって風刺しつつ面白いものを作れば、大衆向けに普及させられるのではないかと考えたようだ。Dogecoinは、LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。