8月9日のアスターの動向、一時6円まで下落

2024.08.09

8月9日8時時点のアスター(Astar)の価格は8円付近で推移している。

前日8日の米国市場のダウ平均は683.04ドル高の39,446.49ドル、ナスダックは464.21 pt高の16,660.02 ptで取引を終了した。週次失業保険申請件数が予想を下回ったため安心感が広がり、寄り付き後、上昇。労働市場や景気の悪化懸念が後退し、終日堅調に推移した。終盤にかけて、上げ幅を拡大した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆1500億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高を更新し抵抗は上昇一服感が台頭し、主要取引所の出来高は横ばい推移が続いている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.8%で推移している。

アスターは2024年1月1日に19円を付けた後、一時26円まで上昇したが利食い売りが広がり16円台まで下落した。その後は、買い戻しの動きが広がり29円まで上げ幅を広げたが、3月以降はじりじりと上げ幅を縮小し、手掛かり材料に乏しいなか4月以降も軟調推移を継続した。直近では暗号資産市場全体の急落も相まって6円まで値を下げた。ただ、本日は買い戻しが広がり、8円付近まで値を戻している。

3月6日には、イーサリアム・レイヤー2「Astar zkEVM」をローンチした。Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティや開発環境を継承しながら、高速処理・安価な取引手数料を実現するようだ。具体的には、ゼロ知識証明(zk)技術を活用しており、取引手数料(ガス代)は、イーサリアムと比較して約95%〜98%削減され、他のレイヤー2と比較しても安価になるという。Astar zkEVM上では、既に40以上の日本企業やWeb3プロジェクトがカプセルトイの形式でNFTを提供開始している。

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