9月11日のドージコインの動向、14円付近で推移

2024.09.11

9月11日8時時点のドージコイン(DOGE)の価格は14円付近で推移している。

前日10日の米国市場のダウ平均は92.63ドル安の40,736.96ドル、ナスダックは141.28pt高の17,025.88ptで取引を終了した。ソフトランディング期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。しかし、金融セクターの下落や原油価格の下落でエネルギーセクターが弱く、ダウは下落に転じ、終日売られた。長期金利低下でハイテクは終日堅調に推移し、まちまちで終了。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆200億ドル(Coin Market Cap)と前日から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新している一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.3%で推移している。

ドージコインは、1月20日に「XPayments」アカウントの開設を受けて、DOGEが決済機能の一部を構成するのではないかとの憶測が広がり13円台まで急騰した。その後は、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新するなか連れ高となり一時34円まで上昇した。ただ、4月に入って利食い売りが広がって25円付近まで下落、5月には20円を割って19円まで値を下げ、6月以降は売り優勢の展開となった。直近も軟調推移が続いており、一時11円まで下落。

ドージコインは、インターネットで有名な柴犬をマスコットとしたミーム型暗号資産である。LuckycoinとLitecoinのフォークで、マイニングアルゴリズムはScryptoを採用している。発行上限は元々1000億DOGEであったが、現在は無制限となっている。イーロン・マスクによるツイートは、影響力の大きさからドージコインやビットコインなど暗号資産相場の価格形成に波及することがある。

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