9月11日のモナコインの動向、60円台で推移
2023.09.11
9月11日13時時点のモナコイン(MONA)の価格は60円台で推移している。
前週末8日の米国株式市場のダウ平均は75.86ドル高(+0.22%)と続伸。中国との対立を警戒した売りが一段落した。中国政府によるアイフォーン使用制限が警戒され売られていたアップル株が反発したことも相場支援材料となった。金利動向も安定したため主要株式指数は終日底堅く推移し、プラス圏を維持し終了。ナスダックは小反発、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、本日の日経平均は上昇スタートとなった。ただ、早々にマイナス圏に転落して、さえない動きとなっている。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆318億ドル(Coin Market Cap)と前週末からやや減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は上昇一服感が台頭しており、主要取引所の出来高も減少に転じている(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると49.5%に上昇している。
モナコインは、2023年に入って暗号資産市場全体の盛り上がりを追い風にじりじりと上げ幅を広げ、2月8日に年初来高値100円をつけた。その後5月にかけて下げ幅を広げ、6月にはSECの規制強化の動向を受けてモナコインも連れ安となり一時50円を割った。ただ、PoSコインなどのアルトコインと比較して下げ幅は限定的となり、7月末にかけて買い戻しが広がり一時80円まで回復した。しかし、8月に入って利食い売りが優勢となり56円まで下落すると、その後は60円付近でのもみ合い展開となった。本日は59.5円でスタートした後、上値の重い展開となっている。
モナコインは、数少ないPoW銘柄の一つである。日本の掲示板「2ちゃんねる」で有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにして2013年12月に誕生した国産暗号資産(仮想通貨)。最近では、トークン発行プラットフォームであるMonapartyを用いたNFTやFTの発行、購入手段としての利用が増えてきている。2023年10月頃に3度目の半減期を控えている。