9月18日のライトコインの動向、9000円付近で推移

2024.09.18

9月18日8時時点のライトコイン(LTC)の価格は9000円付近で推移している。

前日17日の米国市場のダウ平均は15.90ドル安の41,606.18ドル、ナスダックは35.93pt高の17,628.06ptで取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開催で利下げ期待に寄り付き後、上昇。その後、FOMCを控えた警戒感や調整で相場は伸び悩んだ。ダウは過去最高値付近からの利益確定売りも見られ、下落に転じた。ナスダックは金利先安観に支えられ底堅く推移し、まちまちで終了した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆800億ドル(Coin Market Cap)と前週末から横ばいで推移している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新後に上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると58.4%で推移している。

ライトコインは2024年1月1日に1.03万円からスタート、3月から4月にかけて急騰して一時1.7万円まで上昇した。ただ、買いは続かず、5月から6月末にかけてもみ合う展開となっていた。7月に入って暗号資産市場全体が軟調に推移すると、1万円を割る水準まで連れ安となり、日本銀行の利上げを受けた円キャリートレードの巻き戻しや米国の景気後退懸念などによって7163円まで下落した。その後はやや買い戻しが向かったものの9000円付近での推移が続いている。

ライトコインは、PoW銘柄の一つで2011年10月開始以来3度の半減期を迎えている。2023年8月2日に報酬が12.5LTCから6.25LTCに減少した。ビットコインプロトコルからフォークしたP2P型の暗号資産で、ビットコインに次ぐ長い歴史を持つ。ビットコインが「価値の保存」の媒体として進化したのに対し、LTCは日常的な取引で使用されることを前提に作られたため「金であるビットコインに対して、ライトコインは「銀」だと言われ、ビットコインを補完するための存在であることがしばしば強調されている。

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