9月2日のFC琉球コインの動向、0.29円付近で推移
2024.09.02
9月2日8時時点のFC琉球コイン(FCR)の価格は0.29円付近で推移している。
8月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は228.03ドル高の41,563.08ドル、ナスダックは197.20ポイント高の17,713.63で取引を終了した。7月コア個人消費支出(PCE)価格指数がほぼ想定通りで段階的な利下げ期待に寄り付き後、上昇。長期金利上昇で、相場は一時下落に転じたが、月末要因の買いに加え、8月ミシガン大学消費者信頼感指数や8月シカゴ購買部協会景気指数の改善でソフトランディング期待に再び買われ、終盤にかけ上げ幅を拡大した。ダウは連日で過去最高値を更新し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品、小売が上昇した一方、テクノロジー・データ・機器が小幅下落した。
暗号資産市場全体の時価総額は2兆500億ドル(Coin Market Cap)と前週末から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高を更新した後は上昇一服感が台頭し、主要取引所の出来高は横ばい推移が続く(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.4%で推移している。
FC琉球コインは年初から2月中旬まで0.3円付近でこう着感の強い値動きとなっていた。ただ、3月に入ってビットコインが史上最高値を更新すると、小型アルトコインにも資金が流入し始め、FC琉球コインも上げ幅を広げて0.46円まで上昇。その後も0.4円台を維持していたが、4月中旬は売り優勢の展開となり0.3円を割る水準まで下落した。直近は全体相場がさえない値動きとなる中、FC琉球コインも0.29円付近で売り買いが交錯している。
FC琉球コインは、沖縄初のJリーグ加盟サッカークラブ、FC琉球の運営会社が発行するERC-20トークンである。トークンパートナーとしての権利、選手やチームへの投げ銭、クラブ運営における投票への参加権などを用途として発行されている。2022年4月27日から5月18日の期間、GMOコインを通じてIEOを実施し、総発行量10億FCRの45%となる4.5億FCRを10億3950万円で販売し、資金調達に成功した。募集価格は1FCRあたり2.2円で、募集1口あたり2,500FCR(5,500円)、最大申込口数は9,000口=2,250万FCR(4,950万円)だった。