9月30日のアトムの動向、710円付近で推移

2024.09.30

9月30日8時時点のアトム(ATOM)の価格は710円付近で推移している。

前週末27日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は137.89ドル高の42,313.00ドル、ナスダックは70.70ポイント安の18,119.59で取引を終了した。8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、寄り付き後、上昇。予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援し、続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が響き、下落に転じ相場はまちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品やエネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。

暗号資産市場全体の時価総額は2兆3100億ドル(Coin Market Cap)と前週末から増加している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高値を更新後に上昇一服感が台頭している一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.6%で推移している。

ATOMは2月にビットコイン現物ETFへの流入が続いてビットコインが史上最高値を超えるなか、ATOMも連れ高となり3月には2100円台まで上げ幅を広げた。ただ、その後は利食い売りがひろがり、4月に入って売り優勢の展開となると1100円台まで下げ幅を大きく広げた。5月は1200円から1400円までのレンジ内で推移していたが、6月中旬から再度売り手優位の展開が続き、7月5日には821円まで値を下げた。8月に入っても全体相場に連れ安となり一時580円まで下落、その後は戻りも鈍く710円付近で推移している。

コスモスは、レイヤー1のブロックチェーンでネイティブトークン「ATOM」を持つPoS銘柄である。TCP/IPをモデルとした相互運用性プロトコルであるIBCを介して通信し、安全なデータと価値の移転を行うソブリンブロックチェーンのエコシステムである。2023年3月15日にLambdaアップグレードが完了した。ATOMステーカーはコンシューマーチェーンが生成したトークンや手数料の一部をステーキング報酬として享受することができるようになる。

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