9月6日のエンジンコインの動向、19円付近で推移
2024.09.06
9月6日8時時点のエンジンコイン(ENJ)の価格は19円付近で推移している。
前日5日の米国市場のダウ平均は219.22ドル安の40,755.75ドル、ナスダックは43.36pt高の17,127.66ptで取引を終了した。民間の雇用統計となるADP雇用統計の8月分が想定外に弱く労働市場や景気の減速を懸念した売りに、寄り付き後、下落。その後、8月ISM非製造業景況指数が予想外に改善したため景気減速懸念が後退し、相場は下げ止まった。ただ、6日に発表予定の米雇用統計を警戒した手仕舞い売りにおされ、ダウは続落し、下げ幅を拡大。ナスダックは半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)の反発が支え、小幅上昇し、まちまちで終了した。
暗号資産市場全体の時価総額は1兆9700億ドル(Coin Market Cap)と前日から減少している。ビットコインのハッシュレート(採掘速度)は過去最高更新に迫っている一方で、主要取引所の出来高はさえない(Blockchain.com)。ビットコイン(BTC)のドミナンス(暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割当)は、TradingViewのデータによると57.3%で推移している。
エンジンコインは、3月中旬にかけてビットコインが史上最高値を更新するなか105円まで急騰した。ただ、その後は利食い売りが優勢となりじりじりと上げ幅を縮小、4月中旬には一段安となり43円まで値を下げた。5月末にかけてやや買い戻しの動きが広がり63円まで上昇したが、買いは続かず6月に入って再度は再度下げ幅を広げる展開となり、直近は20円を割って19円付近でこう着感の強い値動きとなっている。
Enjinはシンガポールを拠点とするテクノロジー企業で、ゲームコミュニティ構築のためのサービスやブロックチェーンゲーム開発者向けのサービスを提供している。また、ERC-1155トークンの形でEthereumのデジタル資産をサポートするウェブインタフェースに基づいたツール群を提供している。Ethereumベースの暗号通貨で、現在までに10億以上のEnjin搭載ブロックチェーンアセットがすでに作成されている。