ソロス・ファンド、ビットコイン保有を明かす

2021.10.07

2021年10月7日 12:48 JST 時点

ジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス、Soros Fund ManagementのCEO兼CIOであるDawn Fitzpatrick氏は、10月6日、ビットコインの保有をBloombergのインタビューで明らかにした。

ソロス・ファンドが、暗号資産に直接投資していることが公式に確認されたのは今回が初めてである。Fitzpatrick氏はインタビューで、「ビットコインがインフレヘッジの役割だけで評価されているとは思えず、ここにきて、キャズムを越えてメインストリームになったと思う。」と述べ、暗号通貨の時価総額が2兆ドルを超え、世界中に2億人のユーザーがいることにも言及したようだ。また、暗号資産の保有を認めながらも、DeFi(分散型金融)も興味深いと捉えているという。

今回のような著名投資家が設立したファンドのビットコイン保有報道に加え、直近の米証券取引委員会(SEC)委員長によるビットコイン上場投資信託(ETF)に対する前向きなコメントや、企業による暗号資産サービスの提供開始など、最近、暗号資産に絡んだ様々なニュースが伝わっている。こうしたニュースは、暗号資産の価格に対する影響も考えられることから、今後もこうしたニュースは注目したいところだ。

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